砂型を使用する鋳造(鋳鉄)部品の残留砂(SiO2)を塩浴(№4ソルト)処理する事により除去する技法です。
KOLENE®No.4脱砂処理プロセスは、物理的な方式では除去不可能な構造を持つ鋳鉄製品に対し
液体の特性を活かした化学的な処理により、洗浄度を大きく高める事が可能です。
また、物理的な方式と違い、鋳鉄表面に砂が噛み込み残留する事は無く、加工機械の切削工具寿命を大きく向上させます。
ショットブラスト品
内部ショットブラスト実施後、カットした製品 ショットブラストの当らない部位(赤枠内)に、鋳砂の残留が観察される。
KOLENE®処理品
コリーン脱砂処理実施後、カットした製品 液体の特性を活かし、物理的に除去不可能な部位(赤枠内)の砂も除去されているのが観察される。
ショット品表面×50
物理的方式の為、表面組織を押し潰してしまう事による砂の噛み込みが観察される。
KOLENE®処理品
化学的な方式の為、砂の噛み込みは皆無。
鋳鉄表面処理を阻害するカーボンを溶解し鋳鉄への表面処理を容易に可能とする事が目的の技法です。
主に、発電機用・船の船尾管用の軸受けのバビットメタル(ホワイトメタル)鋳込み前処理として採用されております。
ショット品表面×50
KOLENE®処理品